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降圧剤のリスク

福生ベースサイド整体院がお送りする健康知識向上ブログ

このブログは体の知識を手に入れて自ら健康になりたい人のためのブログです。

このブログでは「血圧のおはなし」シリーズとして血圧の解説をしています。

このブログは減薬や断薬を指示・指導するものではありません。
お読みになられた上でご自身の判断のもと医師にご相談ください。

血圧ブログ第4弾は降圧剤のリスク(副作用など)について解説します。

目次

降圧剤の副作用

第3弾ブログでご紹介した降圧剤の種類の中にARBというものがありました。

このARBは降圧剤の中でも高価なため製薬会社の販売競争は激しいです。

しかし、降圧剤の中で最も副作用が多いのもこのARBです。

 

そして副作用には脳梗塞などの命に関わるものが多いのも大きな問題です。

降圧剤によって血圧を下げすぎると重力に逆らって脳への血液を送るのが難しくなります。

すると脳の神経細胞に酸素と栄養が届かなくなったり、脳血管の中の流れが遅くなって血液が固まって血栓となって詰まって脳梗塞を起こします。

風呂場で急に意識が飛んで転んで頭を打って死亡、浴槽で意識を失って溺死、運転中に一過性脳梗塞で死亡…

いわゆる突然死というものの影には降圧剤による過剰な血圧低下が隠れていることを知ってください。

 

血圧は全身に血液を送るために必要不可欠なものです。

年齢とともに血圧は上がるのが自然なこと、これを降圧剤で無理やり下げれば血液を届けることができなくなります。

特に頭(脳)は重力に逆らって血液を送らなければならないため、血圧が下がれば1番に影響を受けてしまいます。

ご自身の周りで突然死をされた方がもしいれば、その周囲の方に降圧剤の服用について尋ねてみてください。

血圧と死亡率

ここでは神奈川県伊勢原市と福島県郡山市での研究を取り上げてご紹介します。

伊勢原市では男女27,000人を約10年追跡して、血圧と死亡率、平均血圧と総死亡率(全ての原因による死亡率)の関係を調べました。(医療情報学2008;28:125)

その結果、男女それぞれを年代別に比較すると、死亡率が高くなるのは低血圧と収縮期血圧(上の血圧)が160以上のみであることがわかりました。

これはイギリスの降圧剤使用基準(収縮期血圧160以上)と一致していると言えます。

 

郡山市では男性14,451人、女性26,822人を対象(平均年齢56〜64歳)に血圧をレベルを以下の6段階に分けて降圧治療のリスクを研究しました。(医療情報学2008;28:125-137)

  • 上の血圧120未満 / 下の血圧80未満
  • 上の血圧130未満 / 下の血圧85未満
  • 上の血圧140未満 / 下の血圧90未満
  • 上の血圧160未満 / 下の血圧100未満
  • 上の血圧180未満 / 下の血圧110未満
  • 上の血圧180以上 / 下の血圧110以上

結果は①〜④の人たちでは降圧治療の死亡リスクは問題にならないというものでした。

ただし同時に、降圧剤の効果もほぼないというものでした。

そして⑥の人たち(平均年齢64歳)では、降圧剤を服用するとしない人と比べて死亡率が5倍になることもわかりました。

また⑥の人たちの中で降圧剤の服用で上の血圧が20以上下がると死亡率が10倍に高まったこともわかっています。

 

これらから読み取れることは、降圧剤を使わなければ血圧と死亡率の関係は発生せず、血圧が高くても死亡率が高くなるわけではないということです。

自分を守るのは自分

2019年の日本高血圧学会ガイドラインでは、1度高血圧(上140〜159/下90〜99)から血圧上昇の原因や生活習慣を調べることなく降圧剤の適用となっていて、降圧目標は74歳以下で上130/下80未満、75歳以上で上140/下90とされています。

3度高血圧(上180/下110以上)でも降圧目標は同じで、この場合、上の血圧を降圧剤で40〜50ほど下げようとしています。

前項でも説明したように3度高血圧の人が上の血圧を20以上下げると死亡率は10倍に跳ね上がるのにも関わらずです。

 

降圧剤を服用する前にまずは自分で1日に何回も血圧を測ってみてください。

就寝前に下がっていれば降圧剤の服用は慎重になった方がいいかもしれません。

 

また薬の医薬品添付書にも目を通しましょう。

面倒臭いという人は自分の健康(命)を守るのが面倒くさいと言っているのと同じだということを理解してください。

日本で売られている薬の添付書は全て医薬品医療機器情報提供ホームページで検索ダウンロードが可能です。

ここで観覧できる文書は薬局でもらえるものとは全く違ったものでたくさんの情報が記載されています。

医薬品添付文書は医薬品としてに認可のために提出される公文書なので、この文書を無視して医薬品を売ると薬事法違反になります。

 

医薬品添付文書で注目すべきは、効能、相互作用、副作用の3つです。

降圧剤は脳出血を抑えるなんて聞いたことがあるかもしれませんが、どの医薬品添付文書にもそんな効能は記載されていません。

大概は効能欄に「高血圧症」とだけ記載されていて、これは血圧を下げるだけの効能しかないということです。

降圧剤では高血圧の原因の病気は治せません。

 

お医者さんの言うことを無条件で聞くという時代はもう終わっています。

自分の健康のことは自分で考えないといけないのが現代の日本社会なのです。

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この記事を書いた人

福生ベースサイド整体院院長
柔道整復師、国際マッケンジー協会認定セラピスト、フォームソティックス取扱認定資格、ライフキネティック公認トレーナー、UIJ JCO CST1・2修了
愛猫家

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